windowsパソコンの初期設定をするときにMicrosoft アカウントかローカルアカウントのどちらかを作成しているのではないでしょうか?今回はこの2種類のアカウントの違いを解説します。
また、Microsoftアカウントが必要なWebサービスを紹介しています。最後まで読んで自分に合うアカウントを使っていきましょう。
Microsoft・ローカルアカウントの違い①設定の組み合わせ
microsoft アカウントとローカルアカウントとは、2種類のアカウントはパソコンの電源を入れたあとにWindows に入るために必要なアカウントです。
どちらかのアカウントを入力すればパソコンにログインできます。それぞれについてわかりやすく解説していくので確認してみましょう。
Microsoftアカウント:アドレスとパスワード
Microsoft アカウントとはMicrosoft社のサーバー内に存在するアカウントです。
別のWindowsのパソコンにログインするときには同じMicrosoftアカウントを使ってもログインすることができます。
Microsoftアカウントは自分が設定したメールアドレスとパスワードの組み合わせです。
MicrosoftアカウントはWindows8から存在しており、さらにWindows 10のパソコンからは初期設定でこちらのMicrosoft アカウントを作成するようになっています。
ローカルアカウント:ユーザー名とパスワード
ローカルアカウントとはお持ちのパソコンの中にだけ存在するアカウントです。Windows 7以前のパソコンはこのローカルアカウントしか存在していませんでした。
ローカルアカウントは自分が設定したユーザー名とパスワードの組み合わせになっています。
自分のパソコン以外に、自分のローカルアカウントを使ってログインすることはできません。
Microsoft・ローカルアカウントの違い②ログイン画面
次に具体的なログイン画面での違いを解説していきます。
自分のパソコンのログイン画面と見比べながら、どちらのアカウントを使用しているのかを確かめてみましょう。
Microsoftアカウント:サインインオプションあり
Microsoft アカウントで windows に入るときの画面は以下のようになっています。
パスワードの入力欄の下にサインインオプションが出てきます。こちらをクリックすると、以下のように、2つのボタンが出てきます。
左のボタンにマウスを合わせると「Windows Hello」とヒントが出てきます。Windows Helloとは顔認証や指紋認証で windows に入ることができる機能です。
もう一つの右側のボタンにマウスを合わせると「microsoft アカウントとパスワード」というヒントが出てきます。
下の画面のようにマイクロソフトアカウントのパスワードの方をクリックをしてください。
Microsoft アカウントのパスワードを入力をするとWindowsにログインができます。
Microsoft アカウントはメールアドレスとパスワードの組み合わせですが、メールアドレスの入力は不要です。
ローカルアカウント:パスワードのみ入力
一方、ローカルアカウントで windows に入るときの画面は以下のようになっています。
パスワードの入力欄の下には何もない状態です。
ローカルアカウントはユーザー名とパスワードの組み合わせですが、上に書いているのがユーザー名です。パスワードだけ入力すれば Windowsに入ることができます。
Microsoft・ローカルアカウントの違い③初期設定時
それぞれのアカウントはパソコン購入後の初期設定時に作成をします。
インターネットに接続の有無によって、初期設定の時にどちらのアカウントを作成していくのか分かれます。
そこで、インターネットの接続がある場合とない場合について詳しく解説していきます。
インターネットの接続あり:Microsoftアカウントの作成が可能
インターネット接続ありの場合はMicrosoftアカウントの作成が可能になります。
Windows10のパソコン購入後の初期設定では、インターネットに接続した場合は以下のようにMicrosoftアカウントのサインインが求められます。
まだ Microsoftアカウントをお持ちでない方は「アカウントの作成」からMicrosoft アカウントを作成しましょう。
インターネット接続なし:ローカルアカウントのみ作成が可能
一方、この初期設定の画面でWi-Fiの電波を受信せずに「インターネットに接続していません」を選ぶと、名前の入力を求められます。
この名前がローカルアカウントのユーザー名になります。
続いて、パスワードの入力を求められますが、これがローカルアカウントのパスワードになるものです。
このように、パソコン購入後の初期設定時にMicrosoftアカウントやローカルアカウントを作成しています。
Microsoftアカウントが活躍するWebサービス
ここからはさらにMicrosoft アカウントとローカルアカウントの違いを説明していきます。
Microsoft社には、以下のようなWebサービスがあります。
- 無料Eメールサービス:Outlook.com
- 無料通話サービス:Skype
- 無料ストレージサービス:Onedrive
- Microsoft office Excel,Word
これらのWebサービスは、Microsoft アカウントまたはローカルアカウントでWindowsにログインしたいずれのパソコンでも利用できます。しかし、これらWebサービスを利
用するにはMicrosoftアカウントでのサインインが必要になるのです。
例えば、無料EメールサービスのOutlook.comでは以下のような画面が出てきます。
サインインをクリックすると、以下の画面のようにMicrosoftアカウントでのサインインが求められます。
Microsoftアカウントを持ってない方は作成をしてからWebサービスを利用しましょう。
アカウント作成前にMicrosoft・ローカルアカウントの違いを把握しておこう
今回はMicrosoftアカウントとローカルアカウントの違いを解説しました。
それぞれの設定の組み合わせや初期設定時にインターネットに接続しているかどうかで作成されるアカウントが異なります。
また、Microsoftの各種WebサービスにはMicrosoftアカウントのサインインが必要です。それぞれのアカウントの特徴を把握して、自分に合ったアカウントを利用しましょう。