OneDrive(ワンドライブ)の通知・同期をオフにする設定・手順とは
「頻繁にOneDriveの通知が出てきて困っている」方に向けて、通知と同期の解除の方法について解説をします。
また、「事前にしておくべき2つのこと」を行えば、大事なデータが消えてしまうことなく解除ができるので、ぜひ参考にしてください。
そもそもOneDrive(ワンドライブ)とは?
そもそもOneDriveとは何なのか、同期されるとどのような問題が起こるのかについて解説します。
OneDrive(ワンドライブ)はデータの保存場所
OneDriveとは、Microsoft社がインターネット上に用意した無料のデータの保存場所です。5GBまでは無料で使えます。
5GBの保存の目安としては以下の通りです。
- 写真 2500枚
- 動画 50分
5GBを超える容量を使う場合は有料となります。
100GBまでであれば月額229円*(※2023年1月30日より「Microsoft 365 Basic」がスタートし、224円より値上げ)、1TBであれば月額1,284円です。
OneDriveの同期によって起こる問題
Windows10が更新後、OneDriveのアプリケーションが導入・同期されました。
同期とはパソコン内のファイルやフォルダをインターネット上にアップロードすることです。
同期されることによって以下のような問題が起こります。
- パソコンの動作が重たくなる
- ストレージ(容量)を追加するよう通知が頻繁に届く
これらの問題を解消するために同期を解除していきます。
雲マークやチェックマークの意味
同期がされている場合、パソコンの中のフォルダやファイルの横に下の画像のようなマークが表示されます。
マークの意味は以下の通りです。
- 雲マーク→データがインターネット上のOneDriveの中にはあるが、手元のパソコンの中には保存されていない
- 矢印マーク→同期中
- バツマーク →同期に失敗(ファイルやフォルダが重たすぎて5GBの中には入らなかったなどの原因)
- 緑のチェックマーク→データがインターネット上のOneDriveの中にもあり、手元のパソコンの中にもあると同期できている
OneDriveを使用していない方は、このあと解説する手順で通知や同期がされないように設定していきましょう。
OneDrive(ワンドライブ)の通知・同期の解除前に行う2つのこと
OneDriveの通知と同期の解除前に必ずやっておくべき2つのことについて説明します。
- データをパソコン上に保存しておく
- インターネット上のファイルやフォルダは削除しない
この2つの作業をしなければ、大切なデータが消えてしまう可能性もあります。
それぞれ詳しく説明します。
①データをパソコン上に保存しておく
まず、インターネット上のOneDriveの中にしかないファイルやフォルダーを手元のパソコンに ダウンロードしておきましょう。
- エクスプローラーを開く
- OneDriveの中のフォルダをクリック
- 雲のマークを右クリック
雲のマークがついているファイルやフォルダはパソコン上にはないものなので、そちらを右クリックします。
複数ある場合は「Ctrl」を押しながらクリックすると、複数のファイルやフォルダを選択できます。
- 「このデバイス上で常に保持する」をクリック
- 緑のチェックマークになったら完了!
すべてのデータがパソコン上に保存されているか必ず確認しましょう。
②インターネット上のファイルやフォルダは削除しない
同期を解除する前に、インターネット上のOneDriveの中にあるファイルやフォルダを削除しないように注意してください。
同期が解除されていない状態で、OneDriveの中のファイルやフォルダを削除すると、パソコンに入っているファイルやフォルダも削除されてしまいます。
インターネット上のOneDriveのたどり方は以下の手順で行えます。
- 雲のマークをクリック
もし右下になければ、左隣にある「矢印マーク」をクリックすると表示される場合があります。
- 「ヘルプと設定」をクリック
- オンラインで表示をクリック
すると、以下のような画面が表示されます。
この中にインターネットに保存されているファイルやフォルダが表示されています。
削除しないように気をつけましょう。
OneDrive(ワンドライブ)の通知・同期をオフにする手順
ここからはOneDriveの通知・同期を解除する手順を説明します。
5分ほどでできるので、手順を確認しながら設定してみてください。
①雲のマークをクリック
まず、画面右下の雲のマークをクリックします。
もし右下になければ、左隣にある「矢印マーク」をクリックすると表示される場合があります。
②「ヘルプと設定」をクリック
「ヘルプと設定」をクリックします。
③「設定」をクリック
「設定」をクリックします。
④「設定」タブをクリック
別の画面が立ち上がったあとに、一番左にある「設定」タブをクリックすると、以下の画面が出てきます。
画面に表示されているチェックマークをすべて外してください。
⑤ファイルオンデマンドを無効にする
チェックマークをすべて外すと、「ファイルオンデマンドを無効にする」の画面が出てくるので「OK」をクリックします。
ファイルオンデマンドとはオンライン上のOneDriveにあるファイルがパソコンに保存されていなくてもアクセスできる機能です。
画面が戻ったら、もう一度「OK」をクリックします。
⑥チェックが外れていれば設定完了!
もう一度、①~④までの手順をたどります。
画面のように、チェックが外れている状態であれば完了です。
もし、外れていなければ以下の手順を試してください。
- バージョン情報のタブをクリック
- 「リリース前にOneDrive Insider プレビューの更新プログラムを取得する」にチェックを入れる
- 「OK」をクリック
チェックが外れていれば、OneDriveの通知・同期の解除は完了です。
手動でOneDrive(ワンドライブ)を立ち上げる方法
以上の設定で、自動的にOneDriveが立ち上がらないようになります。
手動でOneDriveを立ち上げる場合は以下の手順で行います。
- 左下のスタートボタンをクリック
- カテゴリの中の「OneDrive」をクリック
まとめ:OneDrive(ワンドライブ)の通知をオフにして快適にパソコンを使おう
Onedriveの通知をオフにすると、頻繁に通知が来なくなり、快適にパソコンを使えます。また、手動で使用する手順についても説明しました。
OneDriveの通知でお悩みの方は、ぜひ今回解説した手順を試してみてください。